出初

ついにやってきた初出勤の日。本来の始業時間は9:30なのだが、今日は総務側で準備があるから10時に来てくれという指示を受けていた。そう言われると、あまり早く着くのも気が引けるし、9:50くらいからオフィスが入っているビルのエレベータの前で待機しタイミングを伺う俺。

すると、俺と同じくスーツ・ネクタイフル装備で緊張した面持ちの男性がやってきた。

「「あっ・・・、もしかして・・・」」

同時に悟る２人。そういえば、俺の他にもう一人入社すると、最終面接の時に聞かされていた。聞けば同じ1990年生まれ（学年は向こうが一つ上だが）、同じく業界未経験で、同じプログラミングスクール受講生とのこと。こういう時に似たようなバックグラウンドの仲間がいてくれるとかなり心強いな。前職は某大手警備保障会社ということで、このブログではアルさん（仮名）と呼ぶことにする。

オフィスに入っても、総務部以外は誰もいない。基本的に顧客のオフィスでのプロジェクトが主だし、特に最近はリモートワークも進んでいるので、本社事務所で業務にあたることはほとんどないようだ。しかし、とりあえず俺とアルさんはこの先の約２ヶ月、基本的に本社事務所で研修に入る。エンジニアとしての基本知識とDB／SQLの基礎を身に付けた上で、12月を目処にプロジェクト参加を目指す。

正直、今こうしてほぼ素人同然で、２ヶ月後に本当に現場に行ってるイメージが全然湧かないんだが、まぁとにかく今は、教わったことを丁寧に吸収していくしかない。アルさんも一緒だし、なんとかなるだろ。

それにしても、前職で私服通勤とかリモートワークに慣れ過ぎたせいで、一日中スーツ着てると体強張るな・・・