今週初めに応募した求人の状況、大部分はまだ書類選考待ちの段階だが、いくつかの企業からは「お見送り」の連絡が来ている。特に優良案件そうな大手のところ。まぁ、未経験なのでそれは致し方ない。
一方で、もう面接の案内が来たところもある。喜ばしいことだが、あんまり対応が早いと逆にこっちがなんとなく警戒してしまう。言い寄ってくる女性はまず美人局と疑ってかかる、自分に自信がない男特有のそれ。自分から応募しといて何言ってんだって話だが。一社は本社まで行って面切で、もちろんそれはそれで緊張するが、俺が気がかりなのはもう一社の方。このコロナ禍のため、オンライン面接とさせてください、とのこと。
うーん、作法が分からん。
そもそも服装ってどうなの。直接面会なら、服装自由と言われてスーツで行ったって何も不自然じゃないが、自宅で一人PCに向き合うためにスーツ着込んでるのもなんだかシュールっつーか、あまり相手にその光景を想像されたくない。面接官がログインするまで椅子の前で立ってろとか、意味不明なマナーあったりしないよなぁ?
それにしても、企業面接に限らず、学校もオンライン授業がどうのこうの言われてるし、世の中誰でもビデオ通話できる前提で動いてる社会を見ると、時代は変わったなぁと実感する。東北の山の中で生まれた俺は大学に入るまでろくにパソコンなんか触ったことなかったし、当時Skypeというものを初めて知って、「これがいんたーねっとか」と驚いていた。ほんの10年くらい前の話だ。これが世の中の当然になるとは思ってなかった。今振り返ると、そのほんのちょっと前まで、俺の地元にはADSLすらろくに普及していなかったと思う。友達ん家のパソコンでたかが1枚エッチな画像見るのに5分くらい待たされてたからな。あれISDNだよな。動画といえばFLASHだったし、ビデオ通話なんてもはやSFの世界よ。
しかし、とにかく、面接だ。オンラインが怖くてIT企業が受けれますかっつー話じゃ。おそらく、俺の田舎の婆さんなんかにオンライン面接とか言うと、大塚製薬にでも就職するのかと泣いて喜ぶかも知れんが、俺は違う。俺はもう田舎者じゃないので、オンライン面接とオロナイン面接の違いが分かる・・・シティボーイだから。まぁ強いて不安な点を挙げるなら、7年前のMacBookのインカメラで、俺の男前が伝わるかどうかってことだけだ。