最近は将棋ウォーズにも手を出しているが、一向に棋力は上達していない。相手のミスに助けられて勝つ対局がほとんど。まぁ極論、将棋はそういうものって言えばそういうものだが。
それでも対人戦で勝つとやっぱり嬉しいし、時たま、我ながら良く気付けたなぁという一手があるとすごく気分がいい。そういう対局は棋譜を見てニヤニヤしている。まぁ、それで表面化しなかった自分の悪手にも気づいたりしちゃうんだけど。
そんな好手悪手そろった対局の振り返り。
もっぱら振り飛車党のこまちゃんだが、最近は居飛車にも挑戦中。下の図は、居飛車雁木に組んだところを、9五角からの桂取りを狙う相手に執拗な端攻めをくらってヒィヒィ言っているところ。
香を吊り上げられるとまずいので、ひとまず8四飛と上がって受けたが、これだと飛車がビッタリ磔になって、せっかく工事した地下鉄路線も虚しい。くるちぃ・・・。
ただまぁ、将棋ってこういう相手に攻めっ気がある時ほど、間隙のカウンターががっつり入ったりもする。次の相手の一手が7五歩。正直、この狙いはよく分からんかったが、これが相手の悪手だった。
この隙を逃さず、7六香打!結果的にこの一手がこの対局の分岐点になった。
角下げさせて〜
束縛から解放される香車。フゥ〜!!!
こうなれば一転、こちらの勝機。7筋の銀取りor9筋の香成が確定。どちらにしても銀を退かせられればもう8筋の侵攻は受からない。
正直、相手の受け方が最善だったのかは怪しいところだが、何やかんやで歩、飛、香の3名が仲良く相手陣地侵入。
というわけで完全に優勢になったわけだが、問題なのはそれからジリジリと横から攻めて行った後のこの場面。
下の図。これ、3手詰めだったな・・・。
△2九銀打、▲2八玉、△3八龍で詰んでいたのに、王手飛車取りに目が眩んだこまちゃんはこれを華麗にスルー。大駒が取れるとなるとホイホイ寄っていくあたりがいかにもど素人である。
おかげで相手にガッチリ玉を固める猶予を与える羽目に・・・。
まぁ、最終的には二枚龍の破壊力にものを言わせてゴリゴリ削って勝ったんだけど・・・。
持ち時間に限りがある将棋ウォーズだと、終盤叩き合いになると攻めにしても守りにしてもミスしやすいし、さっきみたいな詰めろ見逃しが致命傷になって大逆転負けになることも多い。
まだまだやねぇ・・・。