＠NAGOYA

土日は名古屋におりました。

前職では名古屋拠点の得意先を担当していたのだが、毎度、名古屋駅内での中華レストランやら喫茶店やらで商談で、そのまま東京に戻るというパターンだったので、まともに街に出たことは一度もなかった。

久々に会いたい友人もいるし、ちょっとした気晴らしに遠出するには丁度いい距離かと思って、今回は名古屋。と言っても、友人が住んでいるのは愛知県の静岡寄りの方ということで、時間で言えば東京からの新幹線とさほど変わらんぐらいの足労をかけさせてしまったのだが。

着いたら見事な日本晴れ。実に清々しい。名古屋城の金鯱も輝いておるわ。

まぁ、天守閣は耐震工事中で入れなかったんだけども。本丸御殿の中のミュージアムを見てきた。

昼食の櫃まぶし。

鰻は大好きなんだけど、櫃まぶしは生まれて初めて。めっちゃ美味しい・・・！今まで関東風の蒸した鰻しか食べてこなかったが、俺はこの素焼きのままの方が好きかもしれん。皮の香ばしさと食感がたまらん・・・。

食後は栄の近辺を散歩したのだけれど、初めての街なのに既視感が強いのは龍が如く５のせい。品田編の舞台が錦栄町という、そのまんま錦と栄をモデルにした街だった。

テレビ塔周辺のセントラルパークもよく走り回ってたなぁ（ゲームで）。

友人はまた名古屋-東京の新幹線と同じ時間をかけて家に帰らなければならないので、夕前に別れた。

会うのは数年ぶりで、その間、いろいろと生活環境が変わったような報告を受けていたので多少心配していたのだけれど、今では新しい目標を見つけているようで大いに安心した。前にあった時より生き生きしているようにさえ見える。

もっとも俺からそう見えているだけで、本人としては多少なり不安はあるかもしれないが。しかしそれでも確かなのは、人間が一番幸せなのはやりたいことを見つけた時で、やりたいことが分からない時ほど辛いことはない。その高低差がエベレストとマリアナ海溝とすれば、結果の成否で一喜一憂など秋田県は大潟村で標高測定をちまちま繰り返してるに過ぎない。

自分の目標を他人に話すってのはいささかでも勇気がいるもんだし、あまつさえ簡単な目標ではないのだから、それを聞かせてくれたことを嬉しく思う。なんの助言もできないし、月並みな応援しかできないが・・・成功を祈る。

夜は手羽先で晩酌。

世界の山ちゃんは、まぁ、東京にもあるけど・・・。でもせっかく名古屋だし。初めて入ったがとってもリーズナブル。また今度池袋の店にでも行こうかな。手羽先は胡椒が効いてて美味しかったが、胡椒麻婆豆腐を頼んだのは余計だったかもしれない。口がヒリヒリしすぎて甘い山ちゃんサワーが大変すすみました・・・。

で、せっかく遠出したということで、土曜日なのに客が他にいないガラガラのガールズバーで暇そうな名古屋ギャルたちと話してたんだけど、皆が口を揃えて言うことには「手羽先食べたことない」「山ちゃんも風来坊も行ったことない」と。

え、そうなの・・・？だってさっきの山ちゃんで俺の後ろの席にいたやつは、「これが名古屋人特有のスキルや」とか言いながら、おそらくは大阪出身であろう友人に手羽先の綺麗な食べ方を自慢していたぞ。イラッときたけど。

「じゃあ、お兄さんは秋田にいた頃きりたんぽよく食べてたんですか？」と返されたんだが

あぁ〜、きりたんぽかぁ・・・

　

　

食べてたよ？

実家にいれば月に１〜２回は出てきたよ。厳密にはだまこ汁が多かったけど。でも確かに店で食うことはまずないし、地元民にとってはそんなもんなのかもなぁ。

じゃあ名古屋で何がおすすめなのと聞いたら、これまた皆口を揃えて「矢場とん」と言う。実際、昼間に会った友人からも強くオススメされていた。「やばとん」と聞かされて「やべーとんかつ」を連想したのだが、矢場という名古屋市の地名だった。

味噌かつかぁ〜。普段トンカツは塩で食べることが多くて、ソースすらあまりかけない俺だが、皆がそう勧めるならばこれは行かないわけにもいかん。

と言うことで日曜の昼飯に頂いてきた。

ロースカツ定食。これが意外と上品というか、想像してたよりも味噌味噌してなくて大変美味しゅうございました。これだったらもうちょい奮発してヒレにしても良かったかなと後悔している。まぁ正直、塩か味噌か選べと言われたら依然として塩なんだけど、でも白米に合うのはこっちだね。

というわけで、久々に仕事を完全に忘れた週末だった。また今週も地獄が続きそうだが、またの外出を夢見て頑張ろう。次は・・・博多かな・・・？広島から行っとくべきか？徳島にも行かねばなんだが・・・。

・・・稼ごう。