未来はまだ決まってない
『staple staple』作詞 meg rock
それが希望だったのにね
いつからなぜ不安に変わった?
2013年に大学を卒業してから勤めてきた会社を、この8月で退職することにしました。
辞めるわけだから、そこには当然ネガティブな理由もある。最高の環境なら辞める必要ないわけで。でもそんなもんは結局ただの愚痴の話で、書くにも読むにもこれ以上つまらないものもないのでここでは触れない。
ちなみに、次の仕事はまだ何も決まっていない。無職のまま数ヶ月も暮らせるほど金銭的に余裕があるわけじゃないので、本来もっと焦るべきなんだが、今はけっこうワクワクしている。
今の会社に在職中は、けっこう精神的に病んでいて、病院にも通った。こう書くと勘違いされるかもしれないが、別に今の会社がとんでもないブラック企業だったとか、そういうことではない。(BLACKな看板は背負ってたが)
ずっと、人は未来が見えないからこそ不安を抱えて落ち込んだり心を病んだりするもんだと思ってたんだけど、最近、こと自分に関してはちょっと違うようだと気づいた。未来がなんとなく見えているから人生がつまらないのであって、何も見えてない時の方が楽しいんじゃないかと。まぁもちろん、守るべき家族がいるとか、抱えている環境によってその辺は違うんだろうけど。俺は独り身だし、明日野垂れ死ぬことになったとしても、それはそれで1つの立派な可能性として、そういうスリルに近い不安定な状態の方が、今の会社で定年を迎える未来を想像するよりもずっと「生」を実感できる気がする。
と、鼻とアゴがめちゃくちゃ鋭利な博徒みたいなこと言ってみたけど、別に一攫千金に賭けているわけではない。次の職も決して収入アップにこだわっているわけではない。そもそも、未経験の業界に行こうとしてるわけだから、収入は下がる前提で考えている。ただ、やってみたいことをやって、できることを増やしていく生き方をしてみたい。
そういうわけだから、冒頭に触れた「退職のネガティブな理由」なんかも、結局は大したことでもないというか、後付けでいくらでも出てくるようなもんだったと思う。今の会社にいることが嫌だったというより、今の会社に居続ける自分が嫌だったというだけの話。
ちなみに今は、プログラミングを勉強しながら、とりあえずIT業界で一度働いてみようと考えている。単純にプログラミングに興味があったのと、スキルとして持ってればできることの幅が広がりそうだったから。未知のことをまともに勉強するのは学生時代以来で、脳の衰えを痛感する30の夏だが、やっぱり知識が増えるのは楽しい。また数年後には違うことをやりたくなっていると思うが。