「劇場版シティーハンター
2019年の劇場版「新宿プライベート・アイズ」の続編的な位置づけなので、引き続きもっこり美女怪盗三姉妹が登場してるし、その姉妹とちょっと前に絡みがあった大物キャラがカメオ出演してたり、サプライズもあって面白かった。
今回の作品の肝になるエンジェルダストというのは、原作では冴羽獠の過去に関連する、ストーリー的にも重要なアイテムとして描かれてるんだけど、アニメシリーズではこれまで一度も触れられてこなかった。まぁ、TVアニメは後半ほとんど原作と関係なかったしな…。
原作では麻薬の一種という扱いだったけど、今作品では投与型ナノマシンテクノロジーという解説がされていた。かがくのちからってすげー!ただし、効能は原作とほぼ同じ。
そんなエンジェルダストがアニメ版CHについに関わってくる…ということで、今回ひそかに期待していたことがあった…。
しかし、残念ながらそれは報われなかった…。
まぁ、予告編とか公式の前情報の時点でほぼ察してはいたけどね。俺が期待していたのは…
ミック・エンジェルのアニメ初登場である。
もともとシティーハンターとは、冴羽獠とミックがアメリカで組んでいたときのコンビ名。というのは原作で語られた設定だが、アニメでは触れられていない。なぜならそもそもミックが登場しないから。
エンジェルダスト自体がアニメでノータッチだったので、必然的にアニメ出演が根こそぎカットされてしまった不遇のアメリカNo.1スイーパー。
何故かパチンコ版では奇数図柄だったりするんだけどね…
今回、エンジェルダストに纏わる作品ということで、出演するならここしかない!まさに
原作でのミックに近い役回りは、今作のもっこりヒロイン枠でもあるアンジー(cv. 沢城みゆき)が担っていた。というわけで、彼のアニメ界進出はもう絶望的といっていいだろう。無念なり、ミック…。
ちなみに、原作でのミックはいろいろあって最終的に名取かずえという美女と結ばれる。
このかずえちゃん、前作の「新宿プライベート・アイズ」にちらっと出演してたのよね。
これもミック登場の伏線だったりしないかと思っていたが…全然そんなことはなかった。
というわけで、全国のミックファンには申し訳ないが、しかし作品としては面白かったので皆さんも劇場でぜひ。
めちゃくちゃ続編を匂わせる内容だったなぁ。というか、むしろやってくれなきゃ消化不良なんだが。制作してくれるんだよな?制作してくれよ!待っておりますので。